東の京から北の京へ 〜北京留学記〜

半年間、中国北京の清華大学に交換留学する女子大生のブログ

上海ディズニーランド 実際行ってみての感想

こんにちは!実は先月、上海ディズニーランドに行ってきました。

 

結論から言うと「超たのしかった」&「最新のディズニーはすごい」ってことです。北京じゃなくて上海の話。留学じゃなくてディズニーの話。こっちのが需要ありそう(笑)

(北京は勉強にはいいけど遊ぶなら上海ですわ…)

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まず上海ディズニーランドの簡単な概要から触れていこうと思います。

簡単な、といっても私はDオタ(ディズニーマニアのこと)の方たちには及びませんが

なかなかのディズニー好き。ちょっと熱が入る気がする。

アトラクションの効率的な廻り方やチケットの取り方というよりかは、筆者の主観や感じた事を書いています。でも割と役立つ情報もあると思うので、読んで下さるとうれしいです。

 

・上海ディズニーランドについて

 

上海ディズニーランドは2020年現在世界最新のディズニーテーマパークです。

ディズニーには「リゾート」とか「パーク」とかいろいろ区分けがありますが

簡単に言うと、ディズニー「ランド」は現在世界に5つ存在しています。

開園した順番に並べるとこちら。

 

アメリカ カルフォルニア

 ディズニーランド 1955年開園

 

・日本 千葉

 東京ディズニーランド 1983年開園

 

・フランス パリ

 ディズニーランド・パリ 1992年開園

 

・香港

 香港ディズニーランド 2005年開園

 

・中国 上海

 上海ディズニーランド 2016年開園

 

(ちなみに東京ディズニーシーの開園は2001年)

 

我々ともっともなじみ深い東京ディズニーランドと上海のディズニーランドには33年も歴史の差があるわけですね。

古いからだめ、新しいから良い、歴史があるからすごいとかそういう訳では決してないのですが、

2016年に開園されたからこそ導入出来た様々なアトラクションやシステム、設計、世界観が上海ディズニーの特徴だと筆者は感じました。

 

そしてディズニー「ランド」としては世界最大の面積でもあるんですね。これはホテルの面積を除いています。

そんな最新・最大のディズニーランド!

 

日本では開園当時、そのすごさと共に入園者のマナー問題について大きく報道されました。

 

そこらへんも含めて、筆者が実際に入園して感じたことを述べていこうと思います。

 

・マナーと言語、込み具合について

 

上海ディズニーについて、日本の方が特に関心あるのはこの3つなのかもしれません。

 

簡単に感想を述べようと思います。

ちなみに筆者はとくに中国の連休でもない時の、土曜日に行きました。

 

・マナー→悪くない。

日本で報道されていたような、トイレをそこらへんでするとかはその雰囲気も皆無。トイレもきれい。ゴミも落ちてない。

中国人の声がでかいのは仕方ない(でかくても喧嘩してるわけでも怒っているわけでもないのがほとんど)。まあ若い世代メインなので街中よりかは大分まし。

列の割り込みは基本ないです。でもこれは中国の文化なのですが、並んでるか並んでないか曖昧になってるところは普通に入ってくるので、気になる方は「並んでますよ!」のオーラ出していきましょう。

ひとつあるとすれば、パークの中の話ではないのですが、ディズニー行の地下鉄の中でグッズの物売り(もちろん違法)がいます。話しかけてもきても無視しましょう!彼らにも生活はあると思うのですが、やっぱりね。

 

マナーに関しては、中国の大型連休に行かない限りは平気そう。

ただ東京のディズニーのレベルは当然期待しないこと。たとえばショーの最中のおしゃべりとかね。広い気持ちでいくべし!

 

・言語→英語が通じるキャストと通じないキャストがいる。

通じない人に話しかけても通じる人を呼んでくれる。でも意思の疎通は困難ではない。スマホの翻訳アプリや地図の指差しなど、ガンガン自分からコミュニケーション取っていくのがコツ。

アトラクション音声は当然すべて中国語。キューライン(待ちの列)での映像解説などには英語字幕アリ。

看板とかも中国語だけど、漢字と英語表記から合わせて考えればまったくちんぷんかんぷんということはなさそう(たぶん)。

 

・込み具合→東京のディズニーよりは空いている。

東京でいうスペースマウンテン(トロン:後述)は土曜日で5~30分待ちでした。

一番人気はソアリン。ファストパス(後述)が開園1時間の時点でその日の分が売り切れ。待ちだと60~120分待ちくらい。

入園するまでがセキュリティチェックで少しならぶ。ちなみに食べ物持ち込みOKです。ポップコーンとかおいしいけど、中国らしく油がすごい多いので、駅のコンビニでパンとか買うのもアリ。

 

・チケット・ファストパスについて

 

これに関しては他の方のブログの方が詳しく確実だと思いますのでそちらで。

簡単に言うと、上海は基本電子チケット・ファストパススマホで取ります。

ここが中国のスマホ社会を反映していますね。

だからモバイルバッテリーは忘れずもっていきましょう!

 

また、平日・土日・繁忙期でチケットの金額が大きく違います!

事前に公式HPでカレンダーを確認しておきましょう。

 

・ショーについて

筆者は3つのショーを見ました。

一つは小さなステージでディズニーソングを可愛らしい格好をしたお姉さんお兄さんが歌って演奏してくれるショー。もちろん子供達も楽しそうに聞いていて、ほほえましかった。

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なにより歌声が素敵すぎる。有名な曲を歌ってくれるので言葉が分からなくても楽しめます。中国語の歌での美しい響きも良いですよ。

 

2つ目はトゥモローランド(明日世界)にある大きなステージで行われます。

まずはDJ(!?)が現れビートを奏でていきます。しばらくすると、ダンサーさんたち(若い!!)が来て、これまたクールなダンスを披露。

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んで、このショーの最大の特徴はダンサーさんたちが降りてきて一緒に踊れること

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みんな子供や若者がダンサーさんたちのダンスをまねしながら踊ります!超楽しい!!あと観客にプロですか?ってくらいダンスのうまい人がいてビビりました。

 

3つ目は夜のお城を使ったショー。東京のディズニーランドはシンデレラのお城をモデルとしてますが、上海のはいろんなディズニーの物語の城を合わせた…というか、「ファンタジー世界の城」というのテーマに作られています。

その名もエンチャンテッド・ストーリーブック・キャッスル(奇幻童話の城)。シンデレラ城より大きいです。

 

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それでその城にプロジェクションマッピングで映像を投影して、花火とのコラボレーションを楽しみます。東京のディズニーランドにもこういう感じのショーがありますね。

興味深かったのが、私が見たショー(2019.12)では使われる映像が中国語と英語が交じっているところ。どういう意味合いなんだろう…?ゲストはほとんど中国人なのだから全編中国語のがいい気がするけど、うーむ?

でもとても感動しました!ピクサーを含めた、ディズニーキャラがたくさん出てきて、集合!って感じでオタクちょっと涙出ちゃった…(オタク)。

 

 

・アトラクションについて

 

これが最高なんだわ~~~~~~~

 

よく言われていますが、「カリブの海賊」と「トロン」が特にやべーんですわ。

 

上でも触れたけど、最近世界ではプロジェクションマッピングって流行ってますよね。

IT大国・中国でももちろんそれは同じ。そして上海ディズニーランドでももちろん使われてます。アトラクションに!それが一番出てるのがカリブの海賊

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もうこれは実際行ってみてくれ~~~~~~~~~~やべーーーーーから。

 

筆者は東京のカリブの海賊が大好きです。ダークで、人間の歴史の負の部分を感じて、ちょっと切ないけど陽気で夢のあるあの感じ。

それとは上海のはちょっと方向性が違う。あれはジャック・スパロウとのアドベンチャー。海に潜む宝を探すファンタジーでダイナミックな物語。

 

大画面に映し出される最新技術の映像と、ディズニーの誇るギミックの融合はあっぱれ。開いた口がふさがらないとはこのことでした。

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中国語でジャックは杰克Jiékèと書きます。

ちなみにミッキーは米奇Mǐqí

 

えーかわいくない!!って思ったそこの方!

アメリカ(米)のミラクル(”奇””跡)でミッキーやぞ!!!!!

ぴったりやぞ!!!!

 

…というのは冗談で(でもそう思っていいと思う笑)

アメリカを米、と表すのは日本だけで、中国ではアメリカ=美国と書きます。

なんでこの米っていうのは完全に発音(みー)をあてただけなんです。

つまり米奇ってのはミッキーの当て字。

 

ちなみにミッキーマウスの中国語での正式名称は米老鼠Mǐlǎoshǔ

米は上記と一緒で当て字。後ろの二文字…老いた鼠(ねずみ)ってなに?と思うかもしれません。中国語では鼠は「老鼠」と2文字で表します。つまりミッキーマウス

老っていうのは、親しまれている・歴史のある・敬意をこめて、みたいな意味もあるので、私はミッキーにはぴったりの単語だなと思います。むしろ老鼠というのはミッキーにつけるために数千年前誕生した単語なのかもしれないとすら感じる(オタク)。

 

話がそれました。

 

もうひとつのすごすぎるアトラクション

トロン・ライトサイクル・パワーラン

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名前からしてかっこよすぎる。

映画『トロン』『トロン:レガシー』をモチーフとした アトラクション。

コースターなのですが、その何よりの特徴はバイク型の椅子?にまたがって乗ること。

(コースターの見やすい写真を撮っていなかったのでぜひ検索してみてください汗)

腰でしっかり固定されるのでご安心ください。


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内部はこんな感じです。格好良すぎる。近未来的な感じですね。

このマシンは最高時速100キロ近くでます。心臓置いていかれるかと思った。

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でも恐怖とかはあんまり感じませんでした。それはこの格好いい内装・演出にあると私は思います。

たとえば東京ディズニーシーにあるセンター・オブジアース。あれも最高速度は時速75キロとなかなか早いです。でもあれって速度だけではなく演出でも恐怖をあおっていますよね。神秘的だけど得体のしれない雰囲気・巨大モンスター・大きなサイレン音・煙・急発進…。タワーオブテラーも同様。呪いとか、幽霊とか。だから「怖い!」

でもトロンはそういう恐怖を煽っていない。

どちらかというとお前にいまから特殊なミッションを与える。みたいなことを言われるワクワク感です。自分が選ばれた優秀なライダーで、あのクールなバイクでクールなコースを走る、クールなレースをしにいくみたいな。自分に酔える。加速で叫ばずキメ顔しちゃう。

 

グリーティングはなんだか通りかかるタイミングが悪く今回は参加しませんでしたが、様々なキャラクターが居てみてるだけで楽しかったです!

お城に行くとディズニープリンセスと写真撮れるコーナーがありましたがそこも人気でしたね。小さな女の子たちがとてもうれしそうにしていて私もうれしかった(?)。

 

また写真スポットが多く用意されていたので、写真を楽しそうに撮る人たちも多くいました。おめかしした彼女が彼氏に写真を撮らせまくる光景、我が子を本格的なカメラで爆写する両親など、幸せな(?)光景がたくさん見かけられました。

 

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ノ〜ブルでファンタジ〜な写真が撮れますよ!

 

なかなか日本からじゃ情報が少ない海外パーク。

上海ディズニーランドは楽しめる場所です!ぜひ行ってみてくださいね。

多少、中国への文化理解は必要ですが笑